ついに、北海道を出る日になり、関東へ行くことが決まってから、心のどこかでずっとそわそわしていたけれど、最後の日は思いきり北海道らしく過ごすと決めていました。

ずっと気になっていた「チーズキンパ」をようやく注文。
高校生のころからSNSで見かけるたびに、いつか食べてみたいと思っていた。
チーズがとろけて、ごはんに絡むあの見た目――想像するだけで幸せそうに見えたのがひとつの理由。

会場は東京・虎ノ門ヒルズのTOKYO NODE。高層階のエレベーターを上がる瞬間から、少しだけ胸が高鳴りました。都会の真ん中で、まるで空の上に浮かぶような場所。そこに広がるのは、"感じて考える"ための不思議な空間でした。

まずは食べ歩き。色鮮やかな点心や小皿料理が並ぶ中、ひと口食べるたびに香辛料の刺激が舌と鼻をくすぐる。刺激的でありながら、どこか懐かしい味わいに、つい笑みがこぼれる。食べ放題のお店では、せっかくならではと普段なら選ばないような料理にも挑戦してみました。

先日、北竜のひまわり畑を訪れ、目の前に広がるのは、一面に咲く背丈ほどのひまわりたち。自分と同じくらいの高さにそびえる花々に囲まれると、まるで景色の一部になったような感覚に包まれます。

山梨では、季節を感じるひとときから旅は始まった。七夕のそうめんは、星のように色鮮やかで、涼やかな一皿が心をすっと軽くしてくれます。羊に会いに行くと、ふわふわの毛並みに触れながら、都会では味わえない静けさと温もりを感じました。ツノでぶつかってくる羊がいて顔がひきつったのも写真に残っていて、こんな表情をしていたんだと後からみて驚かされます（笑）

熱海へ初ドライブ。心がリセットされるような気がします。海沿いの道を走ると、目の前に広がる美しい海の景色に圧倒され、まるで別世界にいるような感覚。朝の涼しい時間帯や夕方の穏やかな日差しの中、海の青さが際立って、車の窓を開けると潮風が心地よく吹き抜けます。普段の忙しさを忘れ、自然に囲まれることで、何とも言えない解放感が広がります。海鮮丼も食べてきました。

朝の空は少しかすんでいて、やわらかい風が吹きはじめる。今日はずっと楽しみにしていた"羊に会う日"。前の晩からわくわくしながらお弁当を用意していました。メインはふんわり卵のオムライス。ケチャップライスを包むように焼いた卵の色が春の光に似ている。瓶には甘く煮たいちごを詰めた。砂糖といちごが静かにふつふつと煮えていく音が、台所の朝を満たしていきます。友人が大好きな甘いミルクを注いで、いちごミルクの完成。

東京で久しぶりに会った友人。羽田空港で待ち合わせをしました。
友人が「一度行ってみたかった場所があるんだ」と誘ってくれたのが、今回の四国旅行のきっかけでした。
目的地は、香川・愛媛・高知にまたがるいくつかの絶景スポット、四国。
父母ヶ浜、四国カルスト、天空の鳥居、下灘駅、道後温泉、そして松山城。
地図で見ると小さな点のような場所たちが、旅のなかで一つひとつ色づいていく。カメラを片手に、のんびりとした旅のスタートです。